Google連携でXアカウントを作成すると、アカウント削除できなくなる。
Googleアカウント連携でXアカウントを作成した場合、Xアカウントが削除できなくなるという " 落とし穴 " があることを知っているだろうか?
Xのアカウント削除手続きでパスワードを求められることになる。しかし、私はパスワードを知らない。だって、Googleアカウント連携でXアカウントを作成したから。
では、Googleアカウント連携でXアカウントを作成した場合、Xアカウントのパスワードは、Googleアカウントのパスワードと同じになるのか?
答えは " NO " だ。
では、Xアカウントのパスワードは何か? それは誰にも分らない。
では、どうやってXアカウントを削除するのか?
答えは、" パスワードを忘れた " ことにして、新しいパスワードを作成し、そのパスワードを使ってアカウントを削除するというアホな仕様になっている。
私の場合
私の場合、次のような経緯だ。
間違えて、Google連携でXアカウントを作成してしまった。それで、すぐにXアカウントを削除しようととした。
しかし、アカウント削除画面でパスワードを求められ、Googleアカウントと同じパスワードを入力したが弾かれる。空欄にしたままだと、削除ボタンはクリックできない。
それでパスワードの変更をして、そのパスワードを使ってアカウントを削除しようとした。
Xアカウントの設定からパスワードの変更画面を開いたが、パスワードを変更するには、現在使っているパスワードを入力しなければならず、新しいパスワードへと変更することができない。
それで " パスワードを忘れた " ことにして、手続きを進めた。
実際は、何度もパスワードを入力したり、手続きを繰り返したので、アカウントがロックされ、それを解除するために、あの奇妙な認証ゲームをやらされる羽目になった。それは、何度かやったことがあるが、若干、違うバージョンになっており、ルールを理解するのに手間取った。
もう一つは、" パスワードを忘れた " 手続きを進めると、メールアドレスを求められる。だが、登録アカウントと別のアドレスを使うと正しく動作しない可能性がある。私の場合、上手くいかなかった。
それで、Xヘルプセンターから「アカウント削除のヘルプ」へ行き、" パスワードリセットメール " リンクから手続きを行った。その時は登録したメールアドレスと同じアドレスを使用して。
統合によるリスク
問題解決をゴールとするなら、一連の手続きは、まるで迷路だ。そして、それを私たちに強制している。これは、Xだけの話ではない。二段階認証や、奇妙な画像認証、多分、それらはAIによって悉く打ち破られる日が来るだろう。すぐにでも。
その度にサービス運営者は、複雑な仕組みを導入して利便性を悪化させる。それは、消費者のためというより、どちらかと言えば、個人情報を利益に変えるためのビジネスモデルを守るためのように思える。
例えば、GAFAMが、なぜ、強固なセキュリティを追求するのか? なぜ、Microsoftがローカルアカウントをオンラインアカウントと統合したがるのか? なぜ、Metaがメタバースと現実世界をリンクさせたがるのか?
多くの個人情報を扱っているのだからセキュリティを強固にするのは当然とも言えるが、そもそも、なぜ、一か所に多くの個人情報が集まってる? なぜ、WindowsにはデフォルトセキュリティソフトとしてDefenderがあるのに、Linuxにはデフォルトのセキュリティソフトが無いのか? なぜバラバラではいけないのか?
" 消費者はいくつものパスワードを覚えられないから " なんて馬鹿げた理由じゃないことだけは確かだ。